テント倉庫の建て方の模様を一部ご紹介します

テント倉庫の特徴のひとつが建築スピードの速さです。
このブログや当社webサイトでも事例紹介としては完成したテント倉庫がほとんどです。
今回は、現在建築中のテント倉庫の建て方の一部をご紹介できればと思います。

基礎への養生

テント倉庫を建築していく前工程としては基礎工事が挙げられます。
テント倉庫の建築には、基本足場などの仮設を用いることは稀です。
クレーンや高所作業車を中心に組み上げていきます。
倉庫内にも高所作業車も入っていくため、タイヤの轍が残ってしまう可能性もあります。
よって、倉庫内を汚さないため、傷を残さないために養生を全体的に敷いていきます。

メインフレームの設置

いよいよ本格的な建て方が始まります。
鉄骨を加工して作られたメインフレームをクレーンで吊り上げ作業員と連携し
設計図書通りの位置に設置していきます。
メインフレームと基礎はボルトで緊結し、固定していきます。



今回建て方をしているテント倉庫は350㎡程のサイズです。
テント倉庫を形作る鉄骨部材のほとんどは1日の作業時間で設置していきます。
始めてテント倉庫を依頼された企業様はそのスピードに驚くことが多いです。

テント生地の棟上げ

鉄骨の設置が完了したら今度は屋根・壁となるテント生地の設置の出番です。
ここでもクレーンと作業員達の連係プレーで行っていきます。
クレーンで生地を天骨(テント倉庫の一番高い部分)まで揚げ
作業員と息を合わせて畳んだ状態の生地を拡げていきます。

天骨の上に設置が完了したらいよいよ生地を拡げていきます。
作業員達がタイミングを合わせて生地を拡げていきます。
一番角の部分はロープを編み込めるように加工されており、鉄骨に結んでいきます。

一気にこの作業は行っていくのですが大きさの大小や形状にもよりますが
1時間程でテント生地は拡げていきます。

連係プレーは現場でも行っていますが、あとひとつ重要なことは
縫製チームが予め拡げやすいように畳んでいることです。
この工程があるからこそ、現場作業がスムーズに進みます。

このように2日間程で基礎しかなかった場所に一気にテント倉庫が姿をあらわします。
スピーディーかつ効率的な施工プロセスを通じて、
お客様のビジネスを迅速にサポートできるのがテント倉庫の大きな強みです。
完成までの時間を大幅に短縮することで、早期に業務を開始できるだけでなく、
コスト削減や柔軟な設計にも対応できるため、さまざまな業界で高く評価されています。

今後も、テント倉庫の魅力や可能性をさらにお伝えしていきたいと思います。

この記事を書いたのは:
小出 純

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