北九州市産業振興未来戦略:未来への道のり
今回はテント倉庫から少し離れた内容を書きたいと思います。
テーマとしては地域毎に取り組まれている内容についてとなっています。
今回は私も暮らしている北九州市についてです。
北九州市は、新たな産業振興未来戦略を策定し、経済成長と持続可能な発展を目指しています。
このブログでは、戦略策定の背景、北九州市の経済・産業の現状、主な停滞要因、戦略で目指す姿、
そして設定されたKPIの具体的な数値について書いていければと思います。
未来戦略策定の背景
北九州市の未来戦略策定は、人口減少、経済の停滞、そして社会のデジタル化やカーボンニュートラルへの移行といった新たな潮流に対応するためのものです。
これに対応するため、北九州市は自身の強みと潜在力を生かした新たな戦略を策定し、協議されています。
北九州市の経済・産業の現状
北九州市の経済は、製造業を中心とした産業構造によって支えられてきました。
私は出身の愛知県から北九州市に来ましたが、「ものづくり」に誇りを持っている方が多いという印象です。
ただ、人口減少や第三次産業の成長停滞、製造業の伸び悩みなどにより、経済が停滞しています。
また、若者の人材流出も大きな課題となっています。
主な停滞要因
北九州市経済の停滞には、複数の要因が関係しています。
- 人口減少による市場の縮小と投資停滞
- 第三次産業の成長停滞
- 製造業の伸び悩み
- 産業の新陳代謝の停滞
- 若者の人材流出
これらの要因は相互に関連しており、総合的な対策が必要です。
戦略で目指す姿
北九州市は、「世界を先導する『グリーン×テック シティ Kitakyushu』~課題解決先進都市への挑戦~」を新たなビジョンとして掲げています。
このビジョンの実現に向け、
①地域企業の成長・発展と高付加価値化
②成長産業創出
③「民」が主役の資源活用
この3つの主軸を中心に展開されます。
KPIの具体的な数値
具体的な目標として、市内総生産額を現在の3兆6696億円から10年以内に4兆円へと増加させることが挙げられます。この達成には、産業の高付加価値化、新規雇用創出、先端企業の集積、再生可能エネルギーの導入増加など、具体的な指標(KPI)が設定されています。
この未来戦略は、北九州市が直面する挑戦を乗り越え、新たな成長と発展を目指すための道しるべです。持続可能な経済の実現と、市民一人ひとりが活躍できる環境づくりに向けて、これからの動きに注目が集まります。
これらの取り組みもまだスタートしたばかり。
官民協力して進めていくものだと感じます。
今回は深堀していませんが、日本一起業しやすい街を掲げ、スタートアップを支援する取り組みなども活発化しており今後の成長を楽しみです。
物流の要地でもある北九州市。
私達もテント倉庫の提供を通じて成長戦略の一助になれればと思います。