数字にまつわるエトセトラ
テント倉庫を建設する際、関連してくる数字があります。今回は特に関りが強い「数字」をピックアップし、倉庫建設の際の参考にして頂ければと思います。
10
テント倉庫は建築物という扱いになります。この「10」はそれに関連する数字です。
「10㎡」以上の建築物は建築する前に建築確認申請の届出が必要となります。
10㎡以上の倉庫を建築する計画がある場合は必要な届出となります。
申請の事務手続きや資料作成は当社でもお手伝いしていますので、ご安心下さい。
500
いきなり少し大きな数字となります。
ここで関連してくるものは消防法となります。
「500㎡以上の建築物は自動火災報知設備の設置が必要となります。
設備費用だけでも数百万円というコストとなります。
面積を決める際には利用用途と価格を考慮して設定するようにしましょう。
700
ここでも消防法に関連する数字となります。
700㎡を越えると屋内消火設備の設置が必要となります。
実際、テント倉庫を建築する場合にこの屋内消火設備を設置することは非常に稀です。
テント倉庫の場合は不燃テント仕様で設計することで「準耐火建築物」となります。
「準耐火建築物」の場合は1,400㎡まで屋内消火設備は不要となるため、不燃テント仕様で
設計することが一般的となります。
1000
テント倉庫建築物としての基準として定められている面積の最大値が1,000㎡です。
テント倉庫業界では667号と呼んでいる基準です。
667号に適合したテント倉庫の場合、緩和措置を受けることができ、コストダウンをすることができます。
1,000㎡以上のテント倉庫を建てることも可能です。その場合は告示666号の基準を用います。
この666号の基準の場合は3,000㎡まで建築することが可能となります。
終わりに
いかがだったでしょうか。
テント倉庫を建築する場合、様々な条件で数字が基準となってきます。
また様々な法令が絡んできます。
特に消防は町の安全にも関わる重要なことの為、密接に関わってきます。
今回あげた以外にも重要な数字はありますので、機会があればご紹介していきます。